スイスで野宿した時の話~旅~
- yanbenxiang94
- 2023年9月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月9日

高い・高い・高い
とにかく高い。これがスイスの第一印象だった。
メディアなどで、スイスの物価が非常に高いということは知っていたが、実際行ってみると500mlの水が約500円。コンビニのようなところで買ったからかもしれない。スイスには一泊三日滞在したが、外食ゼロ。僕はとにかくお金がない。ATMからお金を引き出せなかったから。(笑)
とにかく高いので節約した。宿はbooking.comで出てきた一番安いホステル。ちなみに7000円。それでも高い。
そのときマルタで留学中だったので、マルタのスーパーで買ったパンを食べて飢えを凌いだ。スイスは湧き水がいろんなところから出ているので、その水を飲んだ。
二日目にチューリッヒからベルンに移動。そして、三日目の早朝にバスでベルンからイタリアのトリノへと移動。朝五時のバスということもあり、二日目に野宿することを決意する。正直、スイスは治安が良く、9月だということもあり夜は涼しく、バスターミナルは建物の中だろうと見積もっていた。
しかし、
バス停はベンチが野晒しの状態で置かれていた。また、スイスの夜はとても冷え込んだ。その夜のベルンの気温は13度だった。寒すぎた。最初は野晒しのベンチに寝ていた。おそらく10時くらいまで。しかし、そこで追い打ちをかけるように雨が降ってきた。近くの立体駐車場に逃げ込む。
立体駐車場の中は外よりマシだった。だが、それでも寒い。床から冷気が伝わってくる。そこで駐車場のごみ箱を探った。段ボールなどを床に敷くために。
一個目のごみ箱を漁ると、寝袋とジャケットが捨ててあった。(笑)

おそらく、ここで寝た先人がいたのだろう。その先人が置いていった寝袋とジャケットのおかげで2時間くらい立体駐車場の中で眠ることができた。でも何回も目覚めた。バスの出発時刻に近づいたころには、手足はキンキンに冷えていた。

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